マグロ漁船にのせるぞ!!・・というキャッチーなフレーズが、裏バイト界の最終ゴール地点なんじゃないか・・・。
そんなイメージを持つ人も少なくないほどに、それは「危険だ」「給料が良さそうだ」など、色んなイメージ、噂に溢れているんだけども、今日はそんなマグロ漁船が実際にはどんなもんなのかってことを、ネットに飛び交う様々な噂を交えつつ書いてみたい。
これはさすがに、僕も桃太郎電鉄の中でマグロ魚背員団を購入した位の経験しかないのですが、まーなにかと知的好奇心を満たしていただくか、他の仕事との比較材料に成れば幸いです。
マグロ漁船の様々な噂話。
船の上はもはや日本ではないからさ、なんでもありな噂話がわんさか出てきます。
例えば、サラ金でかね借りた人が返済できなくなると・・・業者はヤクザさんに債権を売ります。
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これで業者には金が返ってきます。
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債券を買ったヤクザさんは債務者をマグロ漁船に売ります。
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バイト代全額前借りという形でお金がヤクザさんに入ります。
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マグロ漁船は債務者を払った前借り分働かせます。
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無償で散々こき使われ、ヤクザさんから更にオプションの指示が出ている場合には洋上でプスっと刺されるとか。
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貨物船の航路でもないところでは 仏さんも発見されません。
といった説得力のあるものや。
・船内に血が落ちててもマグロの血と混ざってしまい、洗い流されてしまう。
・寄港地で販売されて大麻の栽培奴隷に。
・スキンヘッドにされ顔面も含め全身にくまなく適当な柄を刺青されて 国内で奴隷にされ、とても日本人には見ない。
・マグロ漁船のる人はほとんど痔になる。理由はみんなホモの集団だから。あと、エイズ含めて病気もち。
といった、かなり過激なものまで様々で、なんだか恐ろしい仕事じゃないかって気分に成ってきます。
では本当はどーなんだ。
ってことで全国漁業就業者確保育成センターに、「マグロ漁船」について問い合わせてみました。
「それは30年前の話ですね。新人が1年で500万稼ぐこともありえないです」
とアッサリと噂を否定。しかも現在、マグロ漁船の船員はほとんどが外国人で日本人は幹部クラスのみらしく、その場合にも無線などの資格が必要になってくるそうで、意外となるのは大変とのこと。
現状、日本人が働くケースは少なくて、人件費削減の理由からインドネシア人とかを乗せるようにしてるんだとか。
また、日本に船置いておくより、フィリピンとかにおいとく方が燃料費が安いし、日本人で乗組員やってる人もまだまだいるけどけれど(まじめで勤勉な外国人にはかなわない)とか。
やくざさんがまわすにも、受け入れてくれないんじゃないのってのが現状なのだ。
実際にマグロ漁船の求人自体もほとんどなくって、あったとしても経験や資格が必要だったり、20歳までの年齢制限付きだったりと、素人がいきなりマグロ漁船に乗ることはほぼ不可能なんだ。
とはいえ「マグロ漁船」の仕事がとてもたいへんなのは事実。
1日の労働時間は十数時間で、1回の航海日数13ヶ月。作業にも沢山の危険が伴います。
釣り針が体に突き刺さり大怪我。
大荒れの海で船が揺れ、船酔いだけですむならまだマシで、転倒して骨折、厳寒の海に投げ出されて命を落としてしまう可能性もあり、そのあまりのキツさに寄港するやいなや逃げてしまう人もいるそうです。
といったわけで、最後に肝心の給料について。
マグロ漁船と言えば、高給をもらえるイメージがあるんでいまだに良く話題に上るこの仕事。昔はマグロ漁船に一度乗ると1000万~1500万円程度の収入があったとかで本当だったらしいんだけど、現在ではマグロ漁船自体が外国勢に押され気味なため給料が減り、金額にして平均300~500万円程度の額で収まっているらしいんだ。
とはいえ、海が好きな人にとっては「世界の海」を舞台に活躍でき「国際船の船長」になれるロマンが「マグロ漁船」にはあり。気持ちはワンピースなんだね。
とわいえ、ヤクザさんが多重債務者を乗せるような、恐ろしいマグロ漁船がないとは言い切れません…。
どうも、こちらの噂は本当の可能性もありそうです…。
勉強に成った方は応援よろしく。押していただければ幸いです。
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